暖色系といっても、真っ赤な部屋は体に悪い
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色の効果は、その使い方で決まります。いくら暖色が部屋を温めるからといって、壁紙もカーテンもカーペットも真っ赤だったり、真っ黄色に統一した部屋はどうでしょう。
けっして居心地がよいとはいえません。その居心地のよさは単なる気分の問題ではありません。中でも赤は特に刺激の強い色ですから、交感神経の活動を特に活発にします。
このため、真っ赤な部屋に5分もいたら本当に動機がしてくる人もいるでしょう。
心臓の悪い人や血圧の高い人にとって赤い部屋は、致命的な体のトラブルが起こるかもしれません。
心不全など心血管系の疾患や高血圧症に交感神経の動きが関係していることは、医学的にも分かっているのです。
何でもその色一色にしなくてはいけないと考える人が多いのですが、それは間違いです。
あくまでも人間の住まいとしてバランスのよい取り入れ方をすることが大切です。