傷つきやすい子は黒を使いたがる
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黒は、色彩的にはすべての波長を反射せず吸収してしまう色です。
どの色も染まりたくないという頑固で意固地な意思表示の色といってもいいでしょう。
子供の絵画やカラーテストに黒が出るのはそんなに珍しいことではありません。
傷つきやすい子は、少しの環境の変化や体調不良、ショッキングな出来事の後で黒を使いたがります。
「◯◯しないと、◯◯になるよ」
という強迫型のしつけを受けている子供も、カラーテストには黒ができることがあります。
これはまさしく脅されていることへの恐怖心から開放されたいという願いを物語っているのです。
もし子供のカラーテストで黒が出ていたら、家庭での言葉のかけ方を物語って見直すと同時に黒いものを極力遠ざけてみてください。
そして、オレンジ、黄色、ピンクなどきれいな色をバランスよく置き、色の刺激を与えてあげることが大切です。