暖色系は体感気温を3度も上げる
投稿日:
色は、大きく暖色系と寒色系の二つに分かれます。
暖色系とは赤、オレンジ、ピンク、黄色など、太陽や炎などの暖かい感じを与える色。そして、青、緑など見た目に冷たい感じのする色が寒色系です。
実は暖色系は、暖かそうに見えるだけでなく実際に体を温める効果を持っています。
赤、黄色、オレンジ、ピンクなどに囲まれた空間に入った時、人間の感じる気温(体感温度)は、青、緑、紫などの寒色系に囲まれた空間にいるよりも最大3度上がるというデータがあるのです。
これは色の、刺激が大脳に伝わり、自律神経の働きに作用するからで、暖色系を見ると交感神経が刺激され、体内の血流量が上がります。すると血行がよくなり体が温まるのです。
反対に緑、青、紫などの寒色系は副交感神経を刺激するので、血流量が下がり、体温が下がって気持ちも落ち着きます。つまりクールダウンするのです。
そこで、冬に寒々とした部屋を暖かく感じさせるには暖色系、夏の蒸し蒸しする部屋を涼しくさせるには寒色系を使った方がいいということになります。